ロマン・フランとあまい休日

今週のお題「遠くへ行きたい」

いくらインドアとは言えど、個人的にはフットワークの軽いインドアだと自負している。自宅でできることも、外に出ないと出来ないことも趣味として持っている自分としては、新型コロナウイルスの自粛期間はかなりきつく、気が滅入っている。たぶん、もうそろそろ限界突破しそうな勢い。死活問題でもある。新型コロナウイルスで在宅ワークが勧められていたけれど、福祉に携わっている以上現場に出なくてはいけない。マスクをして、人がまばらになった地下鉄に揺られ職場に向かう。仕事終わりにたまーに寄り道してたのも出来なくなり、ただひたすら自宅と職場の往復。買い物も必要最低限。延期や中止になるスポーツ、ライブ。推しのために働いているのに、肝心の推しに会えない。YouTubeで配信をしてくれるアーティストもいる。それで元気をもらったりもした。だけど生で見る推しと画面越しに見る推しはやっぱり違うのだ。早く推しに会いたい、会わせてくれ。

さて。前置きはこれくらいにして、本題の遠くに行きたい。本当だったら今年もスポーツ観戦やらライブに行くやら、他にも他県への旅行やら遠征を考えていたし予定にも組み込んであった。関東圏に住んでる野球ファンの友達にも「今年こそは野球見に神宮とかマリンに遠征するわ〜〜〜」とか意気込んでいたわけだ。だけどそれも全てパーになってしまったのだ。終わりの見えない生活を送っていて、出かけたいけれど出かけられないジレンマがある。とりあえず道内旅行でもいいから遠くに出かけたい。

仕事前に本屋に寄った時、ふとライラックのいい香りがした。その時に撮った写真である。何気なく撮った日常の写真でもあるけれど、今この写真を見返してみて、札幌駅から道内に行くでも新千歳空港に向かうJRに揺られ飛行機に乗り内地に行くでもいい、とにもかくにも自分をどこかに連れ出してほしいと思った自分がいた。

テレビをつけてもネットを見ても新型コロナウイルス、事件、政治……色んな情報が流れ込んでくる。その流れ込んでくる情報を全てシャットアウトして、自分の好きな音楽をただひたすら聴きながらバスや列車に揺られ、自分の好きな物を見て食べて自由気ままに色んなところを歩けるようになれたら。色んな風景を見ることができたら。全部何もかも気にせず、遠くに行けたらいいのに。

早く、早く新型コロナウイルスが収束しますように。みんなの笑顔が見れますように。どこか遠くに行けるようになりますように。美味しい食べ物が食べれて、いい景色が見られて、推しに会えるようになりますように。

おだいの趣旨と大分ズレた感じがするけど、とりあえずこんな感じで。終わり。お粗末さまです。