イエスタデイを永遠に
狂喜する声が満ち溢れていた
立ち向かうように髪を振り乱し
「その拳突き上げろ」と唄う
あのロッカー まだ闘ってっかな?
プッシュプレイ (LIVE 2019/09/07) - song by PornoGraffitti | Spotify
もちろん、今も貴方たちはその拳を突き上げろと歌っているし、ロッカーとして闘っている。
去年の今頃は東京ドームにいて、ポルノグラフィティと、全国から集まった6万人近いポルノグラフィティファンと、20周年を祝っていた。不謹慎かもしれないけど、今年じゃなくて去年で本当に良かったと内心思っている自分もいる。世はコロナだ。推しに会うべきだと幾度となく言われるが、肝心の推しに会えないじゃないか。
まだ、あの残暑に、晴れ晴れとした空に、ポルノグラフィティとファンの熱気に、焦がれている。最高の舞台を見たいのは、アーティストだけではなく、ファンも一緒なのだ。いや、そうじゃない。それだけじゃない。ドームでやるライブだけじゃない。ライブハウスやホールでの心と体で感じ、揺さぶられる爆音を心待ちにしているのだ。
クリスマスプレゼントだと意気込んだ母親からもらって震える手で握ったチケット。母親と吹雪の中、念願叶って初めて見に行った、ラブ・E・メール・フロム1999ツアー。ポルノグラフィティは本当に存在したんだ、と泣いた。
高校時代の友達がポルノグラフィティのライブに行きたいと言ってくれて2days中1日は友達と一緒に行った、The dice are castツアー。その友達のセットリストの中の推し曲はwataridoriだった。
雪の中、ただでさえ寒いのに川沿いで待たされたFCUW5。この頃から本格的にフォロワーさんたちに会い始めたような気がする。
短いスパンで見に行って、セトリも演出もほとんど変わらないのに最初っから最後までボロッボロに泣きまくったBUTTERFLY EFFECTツアー。同じツアーで複数回見に行ったライブはこれが初めて。
どの曲もみんな平等だと始まった、UNFADEDツアー。あんな曲もこんな曲もやってくれる!と感動して涙腺が死んだ。
行こう行こうと計画して、何だかんだ全部大学やらお金やら何やらの予定のせいで行けなかったロマポル、惑ワ不ノ森とTHE WAYとしまなみ。無理をしてでも行けばよかったと未だに後悔している。
残念ながら、わしの身の回りにはポルノグラフィティを語れる友達がいない。それもあってか、Twitterを始めてからはポルノグラフィティファンを求めるようになった。ライブ会場で仲良くなったTwitterのフォロワーさんと会ったり。参戦したライブのセットリストをライブ後に語ったり。新曲の感想を話したり。Twitterは色んな出会いをくれた。
ポルノグラフィティ 『ブレス』(Short Ver.) / Porno Graffitti 『Breath』(Short Ver.)
今のままじゃダメかい?
未来は早足でなきゃ
たどり着けないもんかい?
ネガティブだって君の大事な欠片
壮大な旅の途中さ
ありのまま 君のままでいいんじゃない
格好をつけずに声にすれば響いていく
ポルノグラフィティは、こう歌う。ポジティブになれなくても、ネガティブでも全てを肯定してくれる。そんな風にネガティブになって丸まった背中を優しく押してくれる。
ポルノグラフィティは自分たちを謙遜しがちだと思っている。そこまで謙遜しなくても、ポルノグラフィティに元気づけられたり勇気づけられたり、生きようと思ったり、色んな気持ちになったファンがいっぱいいるはずなのだ。その中にはもちろん、わしもいる。辛い時に聴いて、泣いて、背中を押されて、笑顔になった。
今までもこれからも、私の原点であり頂点。メリッサとネオメロドラマティックがなければ、あの時、あのタイミングで聞いてなければ、今もこうやって聞き続けてないと思う。これからも大好きだし、これからもついて行く。
歩き疲れたら帰ってくる場所。