てるてるぼうずのかみさま

今週のお題「傘」

 

高校時代、陰キャを極めていた自分は彼氏を作って彼氏とデートをしたりしてひとつの傘を相合傘した、なんて甘酸っぱい経験をしたことなんてない。買い物帰り、傘を持っていなくて店先で立ち往生をして傘を持ってきてくれるなんて経験も、ない。そもそも、相合傘をする相手が存在しないのだ。

傘って、よくなくすしよく壊れる。ついこないだ、大学時代ずーっと使ってた傘が壊れた。枝の部分が折れて、修復すらも不可能だった。本当に長い間使っていたから、壊れた時のショックといったらない。

 

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しかも、使っていたのは自他ともに認める雨バンド・ポルノグラフィティのツアーグッズでもあったのだ。結構大きめでしっかりしてて、重宝していた。数年前のツアーグッズだから、通販サイトでも今や買えないもの。ちょっと寂しい気もするが、壊れたものをいつまでも持っているわけにもいかず、泣く泣く捨てることにした。

この傘は、雨の日に傘をさして地下鉄のトイレに忘れたこともある。再び自分の手に戻ってきたとき(拾ってくれた人が案内所に届けてくれたようである)は大袈裟かもしれないけれどもはや運命的な何かを感じたほど。

 

 

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雨や傘、といえば。

当方、北海道に住んでいるんだけれども、北海道には梅雨という概念が存在しません。なので傘を持っていても「梅雨が始まるから傘の出番が増えるなぁ」なんてことはなく。ただただ普通に雨の日に登場するくらいの使用頻度の低さ。かつ、自分はある程度の自分に支障のない小雨であれば傘を差すという概念も存在しません。傘差さないと目的地までずぶ濡れになっちゃう!っていうレベルでないと傘は登場しないので、自分の持ち物の中で登場頻度の少ないレア道具と化しています。以前まで使っていた傘が壊れ、折り畳み傘を新調したけど未だに使っていません。

 

雨や低気圧は頭痛持ちの自分からしたら大敵でもある。頭はガンガン叩かれてるように痛かったり、じわじわ内側から痛くなることもある。ましてや、頭痛と共に身体が全く動かなくなるときもある。雨の日は基本憂鬱。憂鬱で嫌いな雨の日も、好きな瞬間があったり。雨上がりの匂い、水溜まり、濡れた植物とそれから匂う自然の香り。

雨の日は基本嫌いだけど、雨上がりは嫌いになりきれない。

 

 

終わり。