やさしい呪いをかけてくれたひと
突然ですが、ブログタイトルの話をします。まじで唐突だなってツッコミはまあ置いといてください。
ポルノグラフィティと聞いて、「あーね、あのアーティストの?」ってなったそこの貴方、貴方は話を飲み込むのが早いと見込んだ。おれが勝手に。ちなみにおれがポルノグラフィティを初めて知った曲はメリッサで、Twitterでは5億回くらい話してる話なんだけど、おれのママンが鋼の錬金術師が好きで、メリッサが収録されてるベスト盤のアルバムを買ってたのよ。BEST BLUE’Sを。それで初めてポルノグラフィティを知ったんだな。たぶんその当時はほとんどポルノグラフィティの存在としては特別認識してなくて、ただただ曲を聴いてる、って感じだったのかな。それしにても、そんな存在だったアーティストが、まさか急にハマってライブにまで行くようになるとは思わなかったなぁ。……そしてMDにはRED’Sが入ってた。当時のおれはBLUE’Sばっかり聴いてた気がする。ミュージック・アワーやらセンラバやらサウダージやらMugenやら、名曲揃いのRED’Sをも差し置いて、こちらもまあアポロやらアゲハ蝶やらメリッサやら、名曲揃いのBLUE’Sを。いや今収録曲見てみたらなかなかの暗い曲揃いだなBLUE’S!音のない森、渦、カルマの坂て!病み期岡野昭仁作詞曲ばっかりか!?
PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S (CCCD)
- アーティスト:ポルノグラフィティ
- 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2004/07/28
- メディア: CD
ポルノグラフィティ 『メリッサ(short ver.)』 / Porno Graffitti 『Melissa(Short Ver.)』
ところでポルノはいつミュージックビデオをフルバージョンでつべに載せてくれるんですかね……それかミュージックビデオ集めたDVDを出してくれ……
まあそんなこんなで、その当時はあまりポルノグラフィティにハマることなく経過するんですけど、その数年後、CD越しにとある曲を聴きます。それがネオメロドラマティックです。
まず衝撃を受けたのがイントロ。何これ。めちゃくちゃかっこいい。まずさぁ、イントロからのメロディーラインがめちゃくちゃかっこいいんだよな。そのあとに歌詞。晴一節がビシバシ伝わってくる曲なんだよなぁ。なんか上手く言えないけど。
自分の純情をスプーンにひとすくい
街に喰わせるたび 貰えるキャンディを
舌で転がしながら 記号化した言葉に
「助けて」というWordはないようだ
ブログタイトルは、そんなネオメロドラマティックの歌詞の1番好きなところからの引用です。1番好きなところっていうのもあれだな……いやあれか、ポルノグラフィティの中で1番好きな曲の1番好きな部分だな。これだ。ネオメロドラマティックは初めて聴いた時も何度聴いた今も歌詞がよく分からないのだ……解釈が難しいのよ……全文意味が分からねぇ……ドラえも〜〜〜ん晴一さんの脳内が知りたいよぉ〜〜〜!!!
いつも感じている 寒く深い闇の
この場所がもう既に 街の胃袋の中
幸せすぎるのが 不幸なこの頭が
切れない剃刀を探している
君はボイルした時計の皮むきにただ夢中になってる
ネオメロドラマティックの1番分かりにくいところですが、ボイルした時計の皮むきには元ネタがあって。ニュートンっているでしょ。ニュートンのメイドは、ニュートンにゆで卵をよく作って出していたそうで、しかし、ある時急用で家を空けなければならなかった。そこでメイドは卵を茹でて食べるように言い残して、卵とゆで時間を計るための時計を用意して外出した。 だが、料理の経験のないニュートンは卵ではなく、時計を茹でてしまった、という話から来てるみたい。きっと、ネオメロドラマティックは晴一さんなりの現代社会への警鐘なのかなあと思ってみたりしています。比喩の仕方とか、言葉の表現とか、他のアーティストとは違う何かがあるんだろうな〜と毎度毎度感じる次第……
とりあえず、東京ドームでのロマポルでネオメロドラマティックを聴けた時はまじで腰が砕けるかと思った