若さとは光である
※2018年5月27日にnoteに書いたものの再載です。なので文章もそのままです。
※ネタバレたぶんありません。
1本早いのでもよかったかもしれないけど見るよ〜〜〜🤗💕 pic.twitter.com/Hhx4kh7mZi
— レオ (@Oleo_akrpg) 2018年5月25日
公開初日に「恋は雨上がりのように」見てきました。
元々原作が好きで、アニメはまだ見れてないんだけど、あの綺麗で文学的な世界観を実写でどう表現するんだろうってずっと思ってた。
あきら役は小松菜奈。正直めちゃくちゃあきら。猫目な感じも、あきらを演じるために伸ばした(?)髪も、ポニーテールにした髪も、みんなみんなあきらだった。
店長こと近藤役は大泉洋。洋ちゃんが演じる役って何にしても大泉洋になると個人的には思ってるんだけど、近藤店長も正直大泉洋が大泉洋してた。それはちひろ役のシゲちゃんしかり。でも、どことなく近藤店長みがあったな~。ちひろ役のシゲちゃんも、笑った顔が結構ちひろっぽかった。ただめちゃくちゃ戸次重幸だったけどな。個人的に思うに。
で。ネタバレあまりしない程度に感想をば。
うちは、原作のあの綺麗な世界観だったり、文学的な雰囲気だったり、情景がすごく好きだったの。実写化するにあたって、その世界観とか雰囲気、情景が壊されないかどうかが不安だった。原作は映画が公開する前に完結してたから、どういう風にまとめていくのかとかも気になってた。
2時間の中で、かなり濃密に色濃く作品を作り上げてるなってただ単純に思った。そして、橘あきらという主人公が高校生で、若くて、きらきら光ってるんだと改めて思わされた。17歳。高校生。部活とバイトと恋。その恋してる相手は45歳のバイト先の店長。あきらはこんなにも好きなのに、相手からしたら年齢差を始め色々と引っかかるところはある。店長からしたらあきらは光り輝いてる希望だったんだと思う。そして友人からの背中を押す一言。だからこそ店長は諦めかけていた文学への道をファミレスの店長という仕事をしながらまた改めて歩み始めたんじゃないかなと思う。
見てて、アキレス腱を断裂してあきらの人生そのものともいえる陸上を諦めざるをえなくて、だけど教室から陸上の練習を眺めてしまう。同級生の喜矢武や、あきらを憧れと慕う他校の1年生の期待とか色々で揺れ動く心。そして店長への叶わぬ恋心。色々と眩しすぎて、涙が出てきた。高校生のころの自分は、部活だったり恋だったり好きなものに対してここまで真っすぐ見つめることが出来ていたのだろうか?