おもいは言葉にすることで生命を宿す

今週のお題「読書感想文」

 

オタクは、まともな文章が書けない。ソースはわたし。……いや、オタクでも賢い人とか頭の回転が速い人はきっとちゃんとしたTPOを弁えた文章が書けるはずである。小学生低学年から中学年辺りまでのわたしは、先生から読書が好きで文章を書くのが上手い、と言われていた子供だった。物語の感想を書いたり、五七五を作ったり、時には物語を作るなんてことも、たぶんほぼほぼ注目を浴びたり何らかの賞を貰っていた記憶がある。

 

ただ、小学5年生になり、テニスの王子様に出会い、ONE PIECEに出会い、銀魂に出会い、BLEACHに出会い、読書が好きで文章を書くのが上手いと褒められていた少女は、見事にオタクへと変化した。しかも、夢女子と腐女子サラブレッドに。もちろん、今も読書は好きなままである。

オタクになると、いくら読書をしていても自分の好きなものや推しとなると「好き」「無理」「尊いなども語彙力が欠如していく。これもソースはわたし。Twitterを始めたからには、その欠如していた語彙力が更に欠如していく。欠如することの留まることを知らない。Twitterも短文で連投する。気持ち悪いオタクの典型例。こうなってしまってはいくら読書をしていようと感想も短くなってしまう。日記を勧められて書いたときはB5のノート1枚に1日あったことを事細かに書いていたりもした。日記は今も続いている習慣ではあるが、今はどうだ。B6のリングノート1ページすら埋められない。……これに関しては1日を濃く過ごすか薄く過ごすかの問題になってくるとは思うが。日記に関しては続ける、ということが大事になって来ると思うから書く量に関しては書いてる人の自由でいい。

 

 

長い前置きはさておき。

読書感想文は、特に小中学生に難関とされている課題だと思う。国語や数学の宿題や工作みたいな楽しい宿題は夏休みの最初に終わらせられても、本を読んでその感想を書かなければいけない読書感想文は小中学生にとっては鬼門すぎる宿題かもしれない。たぶん「感想文」と謳いつつざ〜っとあらすじを書いた「説明文」になってる人もいれば、親に書かせていた人もいるかもしれない。学生の99.9%は読書感想文コノヤロウとか何とか思ってたかもしれない。

反面わたしは、読書も文章を書くのも好きだったから、読書感想文なんか楽勝!!!とか思ってた側の人間だった。だって好きな本を読んで自分が思ったこと、感じたことを書けばいいんだもの。

 

まあ、中学時代の読書感想文はほとんど読書説明文になってたけど!!!!!!

 

ちなみにわたしの通ってた高校は、読書感想文というか読書コンクール?みたいな感じで優秀賞とか選ばれる感じでした。その時読んだのが西加奈子さんの「きりこについて」。

promo.kadokawa.co.jp

書いた文章は捨てたかなんかして手元にないけど、確か書き出しは主人公であるきりこはぶすだという書き出しから始まっていたから、インパクトを残したくて「私はぶすである。」みたいな書き出しをした覚えがある。賞こそ貰えなかったが、当時の現文の先生から「レオさんの文章もよかったね〜。あのぶすってやつ」って言われたのを覚えてる。ほら、印象的な何かを書いとけば目に止まるもん。

 

はい、また逸れました。

唯一わたしの読書感想文が日の目を浴びたのは、小学3年生か4年生くらいにこの1冊を読んで書いたやつ。

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知ってる人もいるとは思うけど、小中学校時代は壮絶ないじめを受け、成績はオール1のおちこぼれ。死ぬことまで考えた人生からアインシュタインに出会い独学で勉強をして教師になった宮本延春さんの自伝。

確か秀作かそんな感じの賞をもらって、学校内に掲示されたから嬉しくって書いた文章を取ってあるかなと思ってこのブログを書く前に部屋を漁ってみたものの何処にあるのか分からないし、そもそも捨てたかもしれないし、その当時自分が書いた文章を丸々載せようかと思ったけど見つからなかったから泣く泣く諦めました。見つかったら追記で書きます。改めて読んで、本気の読書感想文を書くっていうのもあり寄りのあり。

 

 

今も片道1時間の職場に通ってるから、通勤時間を使って読書をしてるし、読んだ本は読書メーターに記録してはいるけど読書メーターに書ける感想の文字数なんてたかが知れてるから結局短く感想をまとめがちになってしまっている。

2020年は既に30冊の本を読了しているけど、感想はやっぱり短くなりがちだし、自分がその本を読んで何処に感動して感銘して、登場人物たちに共感していった経過が見えづらくなってきている。だから、2020年は進んで読書が出来るようになってきているけど、今からでもいいや、この本を読み終わったら読書感想文書くんだ!くらいの意気込みで本を読むってことも大事なのかなあ、と思っている。……それこそ読書メーターは読んだ本の記録でもあるし感想ももちろん書けるけど、このブログで読書感想文を書くっていう手もある。

 

 

そんな、読書感想文のはなし。

おわり。

 

bookmeter.com